NAGIの不思議日記
日々の出来事や出会いは「?」の連続。 書きとめることで、感じた「?」を深めたい。
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2003
10,03
10:36
ぼく,がんばりました 2
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国立大学への編入試験に向けて,学生のがんばりは衰えることがなかった.彼は来る日も来る日もひたむきに英語ととりくみ,40日が過ぎた.
9月に入ると,次々に各大学の編入試験が始まった.この頃から学生は英語の勉強以外でも,教師の部屋を訪れるようになっていた.内心不安なんだろう.その不安を訴えようにも成績の悪い彼には所属学科のしきいが高いのかなあ,と教師はさすがに不憫になった.
またもや仕方なく,学生の不安に付き合うはめになった.
ただ,この教師は面接指導やカウンセリングの専門家ではない.
学生の不安を聞いて,アドバイスといったら「字をていねいに」ということと「リラックスすること」の2点だけ.
不安そうな顔に対して「これだけ勉強したんだから,大丈夫.自分でも1ヶ月前より早く訳せるようになったと感じるでしょ.確実に力はついてるから」(ほんとは教師も不安)
面接については「ぺらぺらとしゃべる人より,あなたみたいにトツトツと,必死に訴える方が,好感度が増すよ.実際あなたの気持ちは私によく伝わってくるもの.私が面接官ならそこを評価するわ」(何の根拠もない励ましなんだけど)
内申書が悪いことへのあせりには「内申書が悪いことは明白なんだから取り繕わないこと.自分は1年のときはこの分野に興味が見いだせなくて迷いがあったが次第に学問の奥深さに惹かれるようになった,今ではぜひもっともっと勉強していきたいと思っているって,そこんとこを熱意を込めて語るのよ.あなたの意気込みが伝わったとき,1年での成績が悪いことはむしろ説得力を増すための好材料になるから」(詭弁だなあ)
O大受験のときは,「建物に入る前にはシコ踏んで足元確認して」と言い,北陸地方のN大の前は,「イカの刺身と温泉を楽しんで来て」,四国のT大のときは,「電車の中で単語帳なんか見んでもええ.瀬戸内海をずーっと見とくんよ」,学生の郷里のH大のときは「家に帰ってかーちゃんの膝でのんびりしておいで」と,わけのわからんアドバイスをした.
まあそんないい加減なアドバイスでも他に頼る人のいない学生にとっては何かの役には立ったのかもしれない.ひきつった顔をしてやってきても,帰るときにはゆるんでぽっと明るくなっていたから.
でも正直に言うと,教師はこういったことを心から喜んでしていたわけではない.時間がとられて自分の仕事が思うように進まない.内心学生がもう来なければいいのにと思うこともあった.
だから,地元のH大がまず受かったと知って親に連絡するより前に教師のところにとんできて泣いている学生を見て,教師は恥ずかしくて仕方なかった.
学生はまだ手を離そうとしない.
「あれだけ毎日毎日がんばっていたんだから.ほんまにようがんばったもんね」と言うと,その日々を思い出したのか,収まりかけていた涙がまた噴き出した.
「ぼっ,ぼく,夏休み,ほんとにがんばりました.うっ,うっ・・・」
廊下の真ん中であたりはばからず泣く学生に,教師は新鮮な感動を覚えたのだった.
あきらめずにがんばれば(それが強制されたものでなく,本人が強く願うものならば)必ずいつか花は開く.花を開かせる力を,みんなそれぞれ持っているのだ.
ところで・・・考えてみれば,20歳の男の子にこんなに長い間手を握りしめられたのは,ン十年ぶりじゃないかな,と教師はふと気づく.
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