NAGIの不思議日記
日々の出来事や出会いは「?」の連続。 書きとめることで、感じた「?」を深めたい。
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2003
09,28
10:37
ぼく,がんばりました 1
CATEGORY[未選択]
例年になく仕事に終われた夏休みも終わって,同僚と立ち話をしていた英語教師,廊下の向こうに一人の男子学生の姿を見て,思わず身を隠したくなる.
ヤバッ,また来た――
実はこの学生,教師にとって,この夏の負担増の一因だった.
やれやれ,しょうがない,また付き合うか・・・と観念して,教師は学生の方を向いた.
ところが驚いたことに,学生は顔を紅潮させて「せんせ・・い.手,手・・を」と言う.
「???」
何気なく手を差し出すと,学生は教師の手をしっかり握りしめて
「う・・・受かり・・ま・・した.うっ,うっ,受かり・・」と声を詰まらせた.
あっけにとられている教師の手を,学生はさらに強く握りしめ,
「H大の発表が今さっきあって・・・僕,合格してました.2人しか受からなかったのに,僕の番号がありました.せっ,先生のおかげです.うっ,うっ・・・」
あとは教師の手を握ったまま,言葉にならず,大きな体を曲げて号泣した.
片方の手で,泣きじゃくる学生の背中をなでながら,教師は春からのことを思った.
3回生(3年制なので最終学年)のこの学生が教師の部屋を訪ねてきたのは数ヶ月前のこと.4年制国立大学への編入を希望しているということだった.この学生の専攻分野では,編入は,英語,小論文,面接,内申書で決まる.要するにペーパーテストは英語だけ.毎年ほかの学科の学生に試験対策をサービスしていたので,まあついでだからいいか,と教師は軽い気持ちで引き受けた.
ところがそのあとすぐ後悔することになる.
念のため専攻学科の担当教員にその学生のことを尋ねてみると・・・
「ああ,T君ね.ありゃあ,だめですよ.国立大学進学なんて・・・.それ以前の問題です.学科内での成績はビリから数えた方が早いし,1年生のときの生活態度は悪いし,よく遅刻してますよ.はっきり言って僕はサジ投げてます」
「えっ?じゃあ内申書は期待できないってこと? でも,せめて推薦書はいいように書いてあげるんでしょ」
「いえ,僕は本当のことしか書きません.おせじにもほめられませんから.先生も大変ですねえ.あんな学生に頼られて」
「・・・」
学科の先生がサジ投げて学科外の教師に押し付けるの~? 1回生のとき1コマ担当しただけだったのでよくわからないが,まじめそうに見えていたのに.うわー,内申は期待できないとなると,英語,よっぽどいい点とらないと望み薄じゃん.
教師は重荷を背負った気がしたが,反面,そんな子ならすぐにあきらめるんじゃないかと,教育者らしからぬ淡い期待をもった.
とりあえず,過去の編入試験問題を渡しておいた.そしてそのあと1ヶ月その学生のことはすっかり忘れていた.
ところが,前期試験が終わって,夏休みに入った頃,学生はびっしり訳した紙をもってやってきた.
うへっ?なに,これ?
書き方から教えないといけない状態.段落替え,句読点・・・.おまけにものすごい悪筆・・・最悪だあああ!
その日から教師にとって「たいへんな日々」が始まった.
すぐにあきらめるんじゃないかという予想に反して,彼は与えられた課題を毎日毎日訳してきた.教師がストックしていた過去問はあっという間になくなり,あわてて問題を作ったり,取り寄せたりしなければならないはめになった.
学生はこれでもかこれでもかとやって来る.
雨の日も風の日も台風の日でさえ大学の図書館に来て一日中,英語の問題に取り組んでいる.彼の実力からいって長文読解1問に1時間は充分かかる.彼が机にかじりついている姿を見ない日はなかった.
学生のがんばる姿は教育者の喜びとしなければならないのだが,教師はしんどくなってきた.1日休むとドアのポケットに答案用紙が詰まっているから,夏休みというのに休めない.課外で教えても「余分なサービス」なので,教師にとってはなんの得にもならない.それに,こんなにがんばっているのに,もし受からなかったらと思うと気が重くなってきたのだ.
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