NAGIの不思議日記
日々の出来事や出会いは「?」の連続。 書きとめることで、感じた「?」を深めたい。
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2002
04,17
09:58
直(じか)に触れる―5月4日の講演会を前に
CATEGORY[未選択]
昔読んだイギリス小説の冒頭部にこんな情景があった。
冬のロンドンの公園。薄氷が張った池の真ん中に白鳥が浮かんでいる。白鳥が動くたびに、周りの氷がさざめいて割れていく。いくつもの氷のかけらが水面に重なり合い、ひび割れは少しずつ広がっていく。しーんとした中、そんな様子を中年の夫婦が見ている・・・。
実はこれは、夫婦の現在、そしてこれからを象徴している場面だった。
子どもがいなくて、静かで教養豊かな毎日を送っていた裕福な夫婦。彼らのもとに、突然、父親が再婚して生まれた子(この夫から言うと年の離れた異母妹になる)が送られてくる。両親ともに亡くなったので、引き取らなければならなくなったのである。
ここでは、池の氷は、彼らの世間体やプライドを優先した日常であり、心であり、白鳥は、本音をぶつけてくる子どもを表している。この子が、家庭的なあったかさを求めて突き進むものだから、会話や行動のたびに、夫婦は揺さぶられ、困惑し「得られぬものを求めて突き進んでくる、あの子はモンスターだ」と言わしめる。夫婦の、安定した日常はさざめく氷のように次第にくずれていく・・・。
竹内敏晴さんが1月の講演の中で「直(じか)に触れる」ということを言われた。著書の中でも「直に触れあうことができるのは子どもと病者」ということを書かれている。あの講演を聞いてから、ときどき、この、昔読んだ小説のことを思い出している。
「直に触れる」――大人は、怖くてできない。頭で考えすぎて、判断力や知識や経験が邪魔して「直に」触れられない。
この小説でも、直に触れてくる子どもは、無意識のうちに大人を追い詰めていた。平穏な日々は破られ、自分のこころの面での無力を実感させられる。この夫婦は、自分の安定した今を守るために、子どもと向き合うことを、避ける。悪意のある人でもなく、養育の責任はきちんと果たしているのに、彼らには肝心のものがない。眼をそむけることしか、方法がないのだ。読んでいて、息がつまるような小説だった。
私も自分から「直(じか)に触れに行く」ことはできなかった。今でも多分できないだろう。でも、直に触れてきたものに対して、本音で向き合い、直に返す、ことはできる、と経験的に思っている。むしろ、一度、直に触れ合う関係を知ってしまったら、いわゆる「いい関係」というものがどんなにつまらなく色あせたものに映ってくることか。
鳥山敏子さんは、大人だけど、直に触れにくることのできる、本気の人だ。
だから、怖くもあり、でも魅力的なのだと思う。
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