NAGIの不思議日記
日々の出来事や出会いは「?」の連続。 書きとめることで、感じた「?」を深めたい。
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2002
04,30
09:59
母恵夢の思い出
CATEGORY[未選択]
連休のお土産に母恵夢(ポエム)というお菓子をいただいた。
なんでだろう、このお菓子を見ると、それほど親しいともいえなかった、ある家族のことがいつも記憶の中に蘇ってくる。
我が家の子どもが保育園に通っていた頃、長女・次女と、名前の組み合わせが逆の姉妹がいた。そんなによくある名前でもないので、偶然の一致が珍しかった。
あるとき、保育園の行事で全園児と親が海水浴に出かけるということがあった。お昼を食べるとき、偶然その家族と隣り合わせた。ご夫婦共ちょっと年配で、落ち着いてやさしそうに見えた。当時仕事一直線の夫に参加してはもらえなかった我が家では、母と子とでお弁当を食べていた。
私が子どもの名前を呼ぶのを聞いて、そこのお母さんが「うちと同じ名前ですね。姉妹が逆だけど」と声をかけてくださった。それがきっかけで、ひとしきりとりとめもない話をしたあと、「召し上がれ」とくれたのが母恵夢だった。これは私が子どもの頃からある四国愛媛の銘菓だったが、大人になってからは、甘ったるしいので、めったに食べなくなっていた。
「なつかしいですね」と言うと、その人は「母恵夢ってほんとに甘くて、柔らかくって、名前の通りのお菓子なんですよね。私、実家が愛媛なんです」そう言うとしばらくじっと手の中の母恵夢を見つめていた。なにか自分の思いに浸っているような様子で、その顔がとても印象的だった。
「おやさしいんでしょうね。お父さんもお母さんもやさしそうで、うちの夫婦とは大違いですね」と言うと、今度はもの悲しいような顔になって「そう見えるだけです。今、小学校の臨時教員をしています。前は正式の教員でしたが、結婚でこちらに来て、辞めたのです。でもやっぱり勤めたくて臨時講師をしています。私、教員の仕事が好きみたいで、一生懸命になると、子どものことや家のことなんか、ほったらかしになるんです。家では、まるで鬼なんですよ。夫にはイライラのぶつけっぱなしで、子どもの世話をするのもおっくうで、悪い妻、悪い母です」と言って笑った。
軽いノリで始めた会話が思わぬ方向にいったのに慌てた私は「まあ、そんなあ」と軽く受け流そうとして、言葉に詰まった。再び、母恵夢に視線を落とした彼女の顔が、思いのほかに暗くせつなそうに見えたのだ。
もう20年近く前の思い出である。
そんなに親しいわけでもなく、クラスも違っていたので、長い話をしたのは、その海水浴のときぐらいだったような気もする。
それから1年ほどして、その姉妹は保育園を辞めた。仲間のお母さんから、離婚して母子3人で四国に帰ったということを聞いた。やさしく穏やかなご夫婦だったのに、人はわからないものね、という声が聞こえた。
「家では修羅です」と言って、母恵夢をじっと見つめていた人。
母恵夢を見ると、もう記憶のかなたに、その輪郭も薄れた、短い出会いを思い出す。そして、自分も含めて人間がせつなくいとおしい存在に感じられる。なぜなのかわからないけれど。
忘れられない母恵夢のこと。
(お菓子のCMではありません。別に好きな味でもないので。母恵夢さんごめんなさい)
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