NAGIの不思議日記
日々の出来事や出会いは「?」の連続。 書きとめることで、感じた「?」を深めたい。
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2002
07,03
10:06
伝わることば
CATEGORY[未選択]
「もう顔を出さずに済むと思うとせいせいする」
これは、息子が中学3年生の夏、部を引退するときに言ったことばだ。
練習がイヤだったのではない。「顧問で担任」の先生と合わなくて、煮詰まっていたのだ。もちろん息子に非があることは予想できるが、息子は「押しつけ」とか「一貫性がない」とか「相手によって対応が違う」というところに過敏に反応していた。彼のいうことを鵜呑みにしたわけではないが、参観日のとき、担任による道徳の授業を見て、私も「これじゃあ子どもたちに反抗されても仕方ないな」と思った。
そのとき感じたのは、この教師のことばに「内容」がないということ。自分を守るので精一杯という印象だった。板書のときの背中は、外からの声を拒否する壁のように固くなっていた。
その年、私はPTA学年部の部長だったので、学年団の先生方との話し合いをなるべく多く設定した。そして、その場が本音で話す場になるよう努めた。当然担任とも話す回数が増えた。
彼も一生懸命なのは分かった。しかし、クラスは秋になっても依然落ちつかず、彼に面と向かって反抗的な態度やことばを投げかえす生徒も多かった。息子も反抗集団の中にいたようだ。
「先生、子どもは本気を見ぬく目を持ってます。苦しいのは分かるけど、ふんばって!」
12月の3者懇談のとき、いつになく担任は真剣な顔をして息子の前に座った。彼は、静かに、一言一言確認するかのように息子に語った。そのときの担任の全身からは、息子に対峙しようというオーラのようなものが出ていたのを、そばにいて感じた。彼のことばは、多くはなかったが、迫力があった。私は始めて「彼自身のことば」を聞いたと思った。
帰宅してさりげなく息子に尋ねた。「今日のお話どうだった?」
「気がはいっとったなあ。あいつにしてはまともなことを言っとったな」
生意気な口とはうらはらに、息子の横顔も深くなっていた。
その1週間後、学年部役員と担任団との会で、相変わらず一部の反抗的な生徒のせいで、クラス運営がうまくいっていないという話題が出た。
息子の担任が苦しそうに言った。
「ことばが伝わらないんです。自分としてはいろいろ言っているのですが、聞いてもらえないんです。伝わらないんです」
彼は発言の途中、上を向いてことばをつまらせた。目が赤くなっていた。
私は思わず、「先生、本気の気持ちは伝わります。子どもたちは‘本気’がわかるんです。あの反抗的なうちの息子にも、この間の先生のことばは伝わりました。息子は初めて先生を受け入れたと思います」と言ってしまった。涙声になっていた。
そのときの私のことばを担任がどう受け取ったかわからない。
でも、とにかく、それから卒業までの間に、徐々に息子と担任との間につながりができ始めたようだった。
「卒業してもあんな部に顔を出すか!」と言っていた息子が、今、OBとして練習に参加している。元担任とも携帯で楽しそうに連絡しあっている。
「へぇー、先生に電話してるん?」とひやかし気味に言うと、息子はいけしゃあしゃあと答えた。
「ああ、3学期ころかな。おれ、あいつのことは、認めたんじゃ」
「認めたんじゃ」――私の胸に、ことばが、熱く、沁みていった。
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